弁護士ナビは、分野ごとに特化・独立したバーティカルサイトであり、各サイトで地域や相談内容を指定して弁護士・法律事務所を検索できるポータルサイトとなっています。
弁護士ナビでは大きく分けて、「自然検索(SEO)」と「リスティング広告」の2つのチャネルでユーザー(トラブルに悩む方)からの問合せを獲得しています。
お金を掛ければ利用できるリスティング広告は分かりやすい概念だと思いますが、一方で「SEO」とは一体どのようなものなのでしょうか。
この記事では、弁護士ナビの強みの一つである「SEO」について解説します。
なぜSEOに力をいれるのか
アシロがSEOに力をいれる理由は、主に以下の2つです。
幅広いユーザー層の獲得
「離婚 相談」といった、問合せに繋がりやすい検索キーワードに対して広告を出稿することとなります。
他方、問合せに至る確率は相対的に低いものの、ユーザーがちょっとした悩みを検索して弁護士ナビの記事を見た結果、ユーザーが弁護士の必要性を自覚するようなことも少なくありません。
リスティング広告は特定の検索キーワードのユーザーに対しては強力な訴求ができますが、一方で多様なユーザー層に対する訴求は難しいことから、こうした幅広い層からの問合せの獲得に向けてSEOに力を入れています。
正しい情報を提供することでの、弁護士にとって受任確度の高い問合せの獲得
弁護士ナビの記事は、弁護士による監修を行うこと等で正しい法律情報の提供に努めるとともに、最終的に「弁護士への相談を勧めない」という結論の記事もあります。
誤った法律情報を提供することや闇雲に弁護士への相談を勧めてしまうと、結果的に弁護士が受任しづらく、対応コストだけが掛かってしまう問合せが増えてしまうリスクがあります。
単に問合せの数の獲得だけを支援するのではなく、アシロでは「受任に繋がる、質の良い問合せの獲得」を支援すべく、SEOに力を入れています。
SEOは、Googleからの評価を上げる取組み
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、「検索順位の上位を目指す施策」のことを指します。
インターネットで公開されているサイトはGoogleの検索アルゴリズムによって評価され、より高く評価されたサイトが上位表示される仕組みとなっています。
2021年の調査では、検索順位が1位のページは13.94%の確率で見られていますが、2位は7.52%、3位は4.68%と大きな差があります。
参考:2021 CTR Research Study|seoClarity
上位表示がなされるほど、問合せや購入、資料請求といったコンバージョン(成果)につながりやすいので、アシロでは当社サイトが上位表示されるよう様々な施策に取り組んでいます。
アシロが考えるSEOは、ユーザーへの愛
アシロが考えるSEOの基本は、”ユーザーへの愛”です。
少々大げさな表現ではあるものの、Googleにとってもユーザーからの支持を得る必要があることから、ユーザーにとって見やすく、情報を得やすく、使いやすいサイトを上位表示することが望ましく、どれだけユーザーに愛される要素があるかがSEOにおける重要な評価基準だと考えています。
これらの事から、アシロでは法律コンテンツを作るうえで、
「ユーザーの悩みを理解すること」「解決方法をしっかりと提案すること」「情報の正確性・信頼性を担保すること」といった点を重視しています。
また、「読み手が理解しやすい内容になっているか?」「良質な体験を提供できているか」といった“書き手”としての心構えも常々大切にしています。
これはアシロのビジョンである「アシロに関わる人を誰よりも深く幸せにすることでよりよい社会の実現に貢献する。」を、行動として体現しているものであるといっても過言ではありません。
具体的に意識しているポイントについて、概要を以下にてご紹介いたします。
精度・鮮度ともに高いコンテンツ
役立つ法律知識やユーザーの疑問に応えるコンテンツを意識している為、法改正やトレンドに動きがあれば、弁護士ナビでは迅速にコンテンツを作成しています。
例えばコロナ禍の影響により収入が減り、借金の返済が難しくなってしまった方向けの記事や、離婚や刑事事件に関して弁護士に相談したいものの、対面での接触が気になる方向けにLINEでの相談に関するノウハウ記事を作成するといったように、時流も踏まえてユーザーが必要とするコンテンツの発信に努めています。
▶ 新型コロナで借金が返せない方へ|債務整理で完済へ・相談窓口を紹介
▶ LINEで離婚相談する流れや窓口を紹介!弁護士による無料法律相談サービスとは
▶ 刑事事件で弁護士へのオンライン相談|コロナ対策・遠方相談におすすめ
また弁護士ナビは情報の鮮度だけではなく、精度にもこだわりがあります。
弁護士ナビに掲載される法律記事には必ず弁護士による監修を実施しており、コストをかけてでも「正しい情報」の掲載にこだわっております。
【ココに注目!】弁護士ナビを監修するメリット
弁護士ナビの記事には、ご掲載中の弁護士に無償ながら監修協力いただいている記事もあります。
監修記事を見たユーザーからの問合せに繋がる可能性やブランディング・認知度向上といった観点から、さまざまな弁護士にご協力をいただいています。
E-A-Tの高いライティング体制
E-A-TとはExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)の総称で、Googleが定める良いコンテンツの評価指針のひとつです。
特に弁護士ナビは法律関連のメディアであり、読者にとって重要な情報源となり得る可能性がある為、とりわけ重要な指針です。
前述の弁護士による監修は当然ながら、記事内情報の充実も図ることで、E-A-Tの高い記事ライティングが出来る体制を敷いているのです。
ユーザーにとって使いやすい設計
SEO施策による検索順位向上は、必ずしも記事の品質改善がすべてではありません。
例えばユーザーにとって使いやすく、情報を得やすく、問合せといった行動に移しやすい設計を目指しています。
大きなリニューアルから小さなリニューアルまで、これまで幾度となく改良を重ねてきたことで、月間数百万人以上のユーザーに利用いただけるサイトとなりました。
検索順位が1位から20位に|アルゴリズムアップデートとは
Googleでは不定期に検索アルゴリズムのアップデートが行われており、アシロに関わらず各社のSEO担当者は敏感に反応しています。
年に1〜3回程度の頻度ですが、場合によってはそれまで検索順位1位だったページが大きく検索順位を落とすこともあります。
有名なものは、2017年12月に実施された健康・医療分野に関するアップデートです。
このアップデートの前に、某民間企業が品質の低い医療情報を掲載していたことが社会問題化したことを踏まえて、情報の精度が低かったり根拠がないサイトの順位が下がり、病院・医師によるコンテンツや、厚生労働省・自治体HPなど公的機関のサイトが順位を上げました。
アシロではこうしたアップデートに対して、どのような体制を敷いているのかご紹介いたします。
弁護士ナビのアルゴリズムアップデートへの体制
前提として、Googleは「アルゴリズムのアップデートに一喜一憂せず、ユーザー目線で品質が高いコンテンツを作るべし」という指針を掲げています。
アシロでもユーザー目線で品質が高いコンテンツ作りを常に意識している結果として、アルゴリズムアップデートにより大きな影響を受けるということは限定的です。
アップデートに狼狽えない盤石な基礎
Googleが言う「アップデートに一喜一憂しない」というのは、「ユーザー目線で品質が高いコンテンツであれば、短期的には多少の検索順位の上下があっても、長期的には好影響を受けるはず」と捉えられます。
前述の通りアシロでは、予算を投じてでも品質が高く信頼性の高いコンテンツ作りを行っている為、アップデートによる悪影響は大きくなく、「アップデートに一喜一憂しない」盤石なコンテンツ制作を敷くことが出来ています。
いざというアップデートにも即時対応可能
高品質なコンテンツを作成していたとしても、順位が下がってしまうページは存在する為、アップデートがあった際にはその後の経過をこまめにモニタリングすることで、検索順位低下の要因を分析しています。
ある意味アップデートとは、「弁護士ナビに足りない要因をあぶり出してくれる機会」だと考えているメンバーもいます。
弁護士ナビは一つのサイトではなく、10のバーティカルサイト群となっている為、それだけ要因分析を出来る要素が多くなっており、アップデート後にも的確な対策が打てる体制となっています。
弁護士ナビのコンテンツ力
アシロでは2012年の離婚弁護士ナビのサービス開始以降、上述のとおりユーザーへの愛を持って、10年に渡って弁護士ポータルサイトを運用してきました。
結果として一般的な法律トラブルワードを検索すると、多くの場合で弁護士ナビのサイトが検索画面に出てくるようになりました。
「法律トラブルに悩むユーザー」でインターネットを使って情報収集を行う方は、ほとんどの場合で弁護士ナビを見るかも知れない状況と考えられます。
これは一朝一夕で築けるものではありません。
集客を検討している弁護士の先生、お気軽にお問合せください
本記事では、弁護士ナビがここまで成長できた理由の一つである、SEOの基本的な考え方をご説明しました。
ユーザーへの愛という、SEOの原理原則を徹底してきた結果、本記事の執筆現在では約700の法律事務所から有料契約を頂戴することが出来ています。
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