office 2022.10.27

オフィス移転プロジェクト完遂!プロジェクトメンバー3人が語るアシロ新オフィスのこだわりと裏側【後編】

オフィス移転プロジェクト完遂!プロジェクトメンバー3人が語るアシロ新オフィスのこだわりと裏側【後編】

22年10月17日、アシロ新オフィスでの勤務がはじまりました。

約8ヶ月間に及ぶ大型プロジェクトを完遂し、改めてプロジェクトメンバーに対談していただきたいと思います。

設計からデザインまで関わった3人のそれぞれのこだわりや、今だから語れる裏話、次回のオフィス移転の展望などを伺ってみましょう。

▼移転前の対談も必読!▼
オフィス移転プロジェクト始動!アシロの新しいオフィス作りに応募した3人による対談【前編】


 

 

Q,新しいオフィスのこだわりポイントを教えてください

E.Kさん

やはりエントランスと会議室ですよね。おそらくメンバーの皆さん、ここには強いこだわりがあると思います。
そこのこだわりが強すぎて、他のこだわりがパッと出てこないのですが…(笑)。
山崎さんは、他にこだわった部分などありますか?

山崎優華さん

こだわりといえば、会議室に設置されているアートと空間を調和させたいなと考えていました。
無機質な白い壁に、アートが鎮座する構図も良いと思うのですが、せっかくなら床や天井にも意匠を凝らしたいなと考えていたと思います。
床材や天井の色、壁の素材などを選んでいるときに、凄くやり甲斐を感じていました(笑)。

鈴木史俊さん

コンペ時のパース(完成予想図)では、壁だけではなく部屋そのものがアートのようになっていましたよね。
例えば鏡面であったり、イスや机そのものが特殊な素材でできていたり…。それを見た後で、白い壁にポツンと…というのは少し寂しいですよね。
私のこだわりは割と山崎さんの仰っていることに近くて、もちろんエントランスや会議室へのこだわりはあるのですが、ディテールの部分ですね。


E.Kさん

たしかに、こだわっていましたね。

鈴木史俊さん

たとえば壁と床の接地面を、壁が少し浮いて見える入巾木(いりはばき)にしたり、一部の壁を塗装ではなく左官材にしたり…。
全体でいえば予算の0.1%にも満たないこだわりですが、そこを惜しまないことで、質感が高まると思ったんです。

工事中現場にお邪魔したとき、本来は入巾木だった廊下の一部が予定にないスタイル巾木が置かれていて、後にこれは仮設だとわかったのですが、パッと見にチープさを覚えました。
それらの小さい部分が、全体に与える影響の大きさを思い知りましたね。


鈴木史俊さん

全体の印象で「良いな」と思ってもらえる以上に、細かい部分に着目しても「きちんとしているな」と思ってもらえるようにしたくて。よく言われる「神は細部に宿る」というやつです(笑)。
完成した今にして思えば、限られた予算内で折れたこともありますが、そうした部分をこだわって良かったと思います。

山崎優華さん

たしかに、極一部であってもチープな部分に気づいてしまったりすると、全体の印象に影響することがありますよね。

E.Kさん

確かにそれこそ、こだわりという感じですね。

Q,今回の移転で一番大変だったことはなんですか?

山崎優華さん

私の場合、実は一番大変だったところで、あまり参加できていなかったんですよね…。
9月以降の本格的な移転のための事務作業が始まりましたが、皆さんが主導して進めてくださっていた仕事が、見事に私のことを避けていったんです(笑)。

「皆さん大変そうだけど、何度タスクを整理しても私のやることがない…!」という中で、精一杯のお手伝いをさせていただきました。

鈴木史俊さん

確かに、最後の移転作業は忙しかったなという自覚はあるのですが、山崎さんは最初の方にすごく走ってくれた印象があるんですよね。

E.Kさん

細々したところは私たちがやっていたのですが、コンペでお声がけする多くの会社であったりとか、そういった部分の対応はすごく負担していただいていた気がします。

山崎優華さん

とは言っていただいてますが、私としてはすごく楽しませていただいた記憶しかありません(笑)。


鈴木史俊さん

全般的にそうですよね。楽しかった記憶がほとんどです。
私も大変だったことと言えば、山崎さんが仰っていた9月以降の移転作業かもしれません。
それもそのはずで、それまでは「どんなオフィスにするか」「何にこだわるか」など、お買い物をしていただけだったんです(笑)。

私は引っ越し作業全般のオペレーションを担当していたのですが、これまで楽しいだけだったプロジェクトが、突如として業務に変貌したわけですから…。
とはいえ今回のプロジェクトを通して、どう交通整備をして何をいつアナウンスして、何を準備すれば良いのかを考え、本番でスムーズに動けるように企画・計画・指示をすることが嫌いではないんだろうなと感じました。

山崎優華さん

なるほど。旅行のプランニングや企画するのが好きという感じですかね?
それって才能だと思います!

E.Kさん

対談の前編では、会議室名を決めることが一番大変だったと話していたと思いますが、今にしてみると9月以降の細々とした作業が大変でしたね。
しかも、作業だけではなくて色々な判断を迫られることが多かった印象もあります。
例えば私の場合は移転後のネット回線整備やセキュリティの設置などをお任せいただいたのですが、工事作業日や施行日など色々な決め事がありました。

鈴木史俊さん

たしかに、思っていた以上に判断を迫られることがありましたね。
引っ越しでも「何を持っていくか」「何を捨てるか」「何日の何時からどのデスクや什器を解体・搬出入をするのか」など、私が判断しなければならないことが多かったです。
ストレスというほどではありませんが、責任は感じましたよね。


E.Kさん

一歩間違えてしまえば、メンバー全員の業務時間や稼働時間を奪ってしまうので、責任はありますよね

鈴木史俊さん

たとえ1時間であったとしても、メンバー全員60人以上の1時間を奪うとなると、損失は計り知れませんからね(笑)。

E.Kさん

何よりもすごいのは、CFOの川村さんが私達にそれを任せてくれるという点ですよね。
大きな予算を要する部分や契約周りは判断を仰ぎましたが、可能な限りこちらにお任せいただいていました。

山崎優華さん

報告・連絡・相談はするものの、あまり川村さんから逐一細かいフィードバックを受けることはなかった気がしますね。

鈴木史俊さん

実は一番最初にこのプロジェクトを見たときに思い出したことが、私が高校生時代にやっていた生徒会役員でした。
あれって格好いいように見えて、よほど自治性が高い学校でもなければ、教員の使いっぱしりなんですよね。

「結局これもそんなものなのかな?」なんて考えていたのですが、実際は比較にならないほど裁量を持たせてもらっていたと思います。
楽しみながらやってはいましたが、割と頭を悩ませたこともありましたよね。

E.Kさん

楽しいことが多かったので、やりきれたとは思います。
実は私も最初は鈴木さんと同じように勘ぐっていて、経営陣が決めたことをこちらが手を動かすのかなと思っていたのですが、全然違いましたね(笑)。

Q,完成したオフィスに入ってまずは何を感じましたか?

鈴木史俊さん

私の場合、実はちょくちょく現場に来ていたので強い印象はないのですが、「パースが現実になっている!」と思いました。
完成予想図やイメージは、大抵の場合グレードダウンして現実になるじゃないですか。車でもコンセプトカーはユニークなデザインで未来を感じるのに、実際の製品は普通の車になっていたり…。
しかしこのオフィスについては、そのまま現実になっているどころか、パースよりも質感が良い部分まであって感動しました。

山崎優華さん

私もまったく同じ感想です!

E.Kさん

パースは3Dイメージだったのですが、実際はそれにテクスチャーが重なってより高品質に見えましたよね。
私もパースほどではないのかなと思っていた部分があったので、すごく良かったです。

山崎優華さん

完成してみるまでどうなるかわからないので、心の準備はしていたのですが、良い意味で裏切られました(笑)。


鈴木史俊さん

現実はこんなもんだな。って思うところが一箇所もなかったですよね。

山崎優華さん

私は特にエントランスの床に感動していて、マーブル模様を思わせるパターンが入っていて、非常にテーマ性を感じられて気に入っています!
質感というか感触も良くて、エントランスを歩くのが楽しいです。

Q,次回もプロジェクトに参加したいですか?

E.Kさん

もしも次回もオフィス移転プロジェクトメンバーを募集されるのでしたら、メインではなくてアドバイザーやサポート役として参加したいです。
経験者としてポイントをお伝えしたいなと思っていて、お役に立てるかなと思います。

鈴木史俊さん

私の場合は、次もメインで参加できれば、是非とも参加したいと思います。
今回で色々な反省点がわかったので、それを活かしつつ次はもっと良い、もっと素晴らしいオフィスを作りたいのかもしれません。

山崎優華さん

私は全然楽しかったのですが、次はやることないかな…と。
嫌なことがあったわけではなくて、同じ旅行先に何度も行くタイプではないので、次の興味がある分野に惹かれる気がしています(笑)。
それにぜんぜん違うメンバーでオフィスを作ったらどうなるか、というのも楽しみですし。

鈴木史俊さん

見事に三者三様の意見ですね(笑)。

山崎優華さん

ちなみに次回のメンバーを考えるのであれば、オフィス移転プロジェクトにおいては新人と中堅が一緒にやると良いと思います。
中堅の方であれば、どの部署がどういったオフィスの使い方をしてどんな導線をとると良いのかなどを把握しています。
一方で新人は、現オフィスに抱く違和感などを、次回オフィスで改善してくれるのではないでしょうか。


E.Kさん

たしかに面白くなりそうですね。
ちなみに今回も新卒で入社1年くらいの山崎さんと、中途採用で入社数ヶ月の私。そして入社3年目の鈴木さんがいましたよね。
鈴木さんがアシロ社員や部署、チームごとのやりたいことや困っていることを出してくれて、それを軸に色々なレイアウトを決められたと思います。

鈴木史俊さん

そうですね…。
たしかに小言というか、口を挟ませてもらった記憶があります(笑)。

E.Kさん

私はそこまで全体を把握できていないので、すごく助かりました。

鈴木史俊さん

人の導線を観察するのが好きだったり、人に気を遣うのが好きな人が1人は必要かもしれませんね。
あとは遠慮せずに意見や疑問を、その場で口に出せる人も居たほうがいいかもしれません。

こういったプロジェクトはどうしても予算や期間が長大なため、「こんなこと言ってもいいのかな?」と及び腰になってしまうと、後々に不満を残してしまうリスクがあるんですよね。

山崎優華さん

次回の移転が楽しみですね!
私達のことは置いておいて、どんなメンバーが次のオフィスを作っていくのか期待で胸が膨らみます。

Q,オフィスへ来客される方へメッセージをお願いします!

E.Kさん

他社では体感できないオフィス空間があると思うので、是非見に来てほしいです。
またエントランスのインスタレーションは四季ごとにパターンがあるので、定期的にご来社くださればと思います!

鈴木史俊さん

オフィス移転をして気づいたのですが、社員の皆さん、オフィスが誇らしげでした。
ご来社いただいたら是非キョロキョロしていただいて、担当者に色々な話を聞いてみてください(笑)。
空いている会議室があれば覗き込んで、興味や関心を持っていただければと思います!

山崎優華さん

都会の喧騒を歩いてきて、エレベーターで4階を押してこのオフィスに来ていただければ、オフィスが凄く良いので「4」という数字すら好きになるのではないでしょうか(笑)。
エレベーターホールから無機質な廊下を歩き、エントランスを覗き込んだ瞬間に開ける景色と、飛び込むインパクトを感じてください。



 

 

編集後記

オフィス移転チームの皆さん..本当にお疲れ様でした!

メンバーそれぞれの強みを十二分に発揮いただき、素晴らしいオフィスになったなと実感しております...!
(新しいオフィスをみんな気に入っているようで出社率がすごく高くなった気がします笑)

オフィス移転プロジェクトは、社内制度である「社内公募プロジェクト制度」から立ち上がりました。
※「社内公募プロジェクト制度」とは?
全社的なプロジェクトを社内で幅広く周知し、プロジェクトメンバーを集めることを行っており、普段の業務とは異なる新たな知識や経験、ネットワークを得て頂くことが可能になっています。挑戦や行動力を大事にしているアシロらしい制度と考えています。

部署の異なるメンバーが個々の強みを発揮し、新たな経験を通して知見を広げ、社内をリードしていくというのは、制度立ち上げ時に期待していたことでもあるので、管理本部のメンバーも大変うれしく思っています。

「この3人だからこそできたオフィス」というのを強く感じるオフィスになっていますので、ご興味ある方は是非一度見学にお越しいただければと思います!!

改めまして...
オフィス移転チームの皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!!!

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